【完】イケメン生徒会長は俺様!?

まさか……あの会話を生徒会長に聞かれていたなんて―――



その事実を知ったのは、昼休みの生徒会室。



授業が終わると同時に、生徒会長はあたしを迎えにきた。



そして生徒会室で一緒にお弁当を食べる。



これがあたしたちの毎日の日課となった。



「美綺はさ……俺のこと好きになりかけてるんでしょ?」



「……え?」



それは生徒会長の一言から始まった。



え?……なんで知ってるの?



あたし、誰にも言ってないよ?



……なのに、どうして知ってるの?



まさか……聞かれてた?


「ごめん。……聞いちゃったんだ」



生徒会長はお弁当の卵焼きを食べながら言った。


ウソッ。……まさか、一番聞かれたくない張本人に聞かれてたなんてー。


……サイアクだ。



「…………」



あたしはただ黙り込むしかなかった。



聞かれてしまった以上、なんて答えればいいのか分からない。



「……俺は美綺のこと好きだよ。だから、こうやって一緒に居られるだけで幸せだし。今は好きじゃなくても、いつか好きになってくれるまで待つからさ。……俺、お前のこと信じてるし」



生徒会長はあたしの目をジッと見つめて言った。


「……うん、ありがとう。そう言ってもらえると嬉しいよ」



あたしは持っていたお箸を置いて、生徒会長をジッと見つめた。



そんなあたしを見て、生徒会長は優しく微笑んでくれた。



あたしも、思わず微笑み返した。



「……美綺?俺は美綺のこと、好きだよ」



「うん。……知ってる」


「だから美綺も……俺のこと好きになって欲しいな?俺、ずっと待つからさ」



「……うん。頑張る」



あたしは小さく呟くと、お弁当の残りを食べた。


生徒会長は、そんなあたしをジッと見つめていた


あたしは急に恥ずかしくなった。



目が、合わせられない。


あたしはパックのミルクティーをずずずっと啜った。



生徒会長がそんなあたしを不思議そうに見る。