【完】イケメン生徒会長は俺様!?

まぁ、当たり前か。



でも、美綺は美綺。俺は俺。



美綺は俺のこと……どう思ってんだろう。



好きでいてくれるのかな?



俺は多分……かなり好きだけど。



「生徒会長?どうかしましたか?」



俺は美綺の声で我に返った。



「えっ?あっ、いや…なんでもねぇ」



やべぇ…まともに美綺の顔が見れねぇ…。



「早く行こう!遅刻しちゃうよ!」



美綺はそう言うと、俺の手を引っ張った。



うおっ!!美綺が、俺の手を引っ張ってる!!



やべぇ……俺、どうしたらいいのか分かんねぇ…


心臓、止まりそう。



「……生徒会長?」



美綺は不思議そうに俺の顔を覗き込んだ。



俺は気付いたら、美綺をギュッと抱き締めていた


自分でも、勝手に体が動いた。



「生徒会長?行かないと遅刻しちゃう…」



「もう少しだけ、こうさせて…」



美綺は"うん"と受け入れてくれた。



なんだろう。この気持ち……なんだか、すごく安心する。



すごく、温かい。



俺は美綺を更に、キツく抱き締めた。



「生徒会長…行こう?」


「……あぁ」



俺は美綺を離して玄関を出ると、車に乗り込んだ


「生徒会長……ありがとう」



美綺は俺の顔を覗き込むと、優しく微笑んで呟いた。



「フッ…バーカ」



俺は美綺の頭をクシャクシャと撫でた。



そして優しく微笑むと、美綺も優しく微笑み返した。



俺……やっと、この気持ちの正体に気付いた。



俺は……美綺のことが好きなんだ。



すげぇ好きなんだ…。



大好きなんだ…。



だから、あんな気持ちになったんだ…。



やっと分かった。



俺は……美綺が好きだ。


大好きだ…。



こんな気持ちになったのは……美綺が初めてだ。


人を好きになるって……すげぇことなんだな。