【完】イケメン生徒会長は俺様!?

早紀ちゃん、そんなに悩んでたんだ…。



でも、早紀ちゃんの気持ちがなんとなく分かる気がした。



……あたしも、早紀ちゃんと同じ経験をしたから


でも、なにをどうしたらいいのかなんて…あたしには分からなかった。



なんて答えてあげればいいのかさえ、分からない


なんて言うべきなんだろう。……なんて言えばいいのかな?



頭が全く回らない。



ただ、俯くことしか出来ない。



早紀ちゃんも、これ以上はなにも言わなかった。


ただ泣いているだけ。



生徒会長はあたしたちにチラッと視線を向けてから、携帯をいじり始めた


こんな時に…携帯なんかいじってる場合じゃないでしょ。



ほんと呑気なんだから…


ちょっとは考えてくれてもいいじゃんか。



あたしだって悩んでるのに…。



しばらくの間、沈黙が続く。



先に沈黙を破ったのは早紀ちゃんだった。



「あっ、なんかごめんね?いろいろ話聞いてくれてありがとっ!ちょっと元気出たよ。じゃあまたね美綺ちゃん。また電話するねっ!」



早紀ちゃんは明るく振る舞ってそう言うと、鞄を持って急いで喫茶店を出て行った。



「あっ…早紀ちゃん…」


あたしはコーヒーを一口飲んでから、席を立った


「生徒会長、行きましょう」



あたしががそう言うと、生徒会長は携帯を閉じて、ポケットにしまった。


結局、お金はあたしが払うことになった。



お金を払いお店を出ると、白木さんがドアを開けて待っていてくれた。



「あっ、すいません…ありがとうございます」



あたしは車に乗り込んだ


生徒会長は車に乗り込むと、また携帯をいじり出した。



生徒会長って…ほんとになに考えてるか分からない。



普段は真面目なのに、あたしの前だけ俺様になるんだから…。



本当、意味分かんない。


なんで…なんにも言わないの?



もう、生徒会長と一緒に居ると疲れる…。



なに考えてるのか分からないし、なにも言わないし。