【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「美紅ーこっちおいで。ほらママだよぉ」



「パァパァ」



「よし、ほらもうちょっとだよ。頑張れっ」



「パァパァ」



美綺の方にハイハイしていく美紅。



「もうちょっとだよぉ。ほらおいでーっ」



ニタァと可愛らしい笑顔を浮かべて美綺に抱き付く美紅。



「はーい。よく出来たね。エラいぞ美紅ーっ」



美紅の頭を嬉しそうに撫でる美綺を見てると、ほんとに母親になったなぁとつくづく思う。



「パァパァ」



「ん?どうしたんでしゅかーっ?」



美紅の頭を優しく撫でながらそう言う美綺。



美紅がウトウトし出した



「眠いの?美紅。ん?」



美綺が美紅を抱き上げて頬を突っ突く。



「……あっ、ほんとに寝ちゃった」



美紅が寝たのを確認して、ベッドに寝かせる。



「やっぱり可愛いなぁ。見てるだけで嬉しくなっちゃう」



美綺は満面の笑みを浮かべて言った。



「どれ?」



美紅の顔を静かに覗き込んだ。



「ほんとだ。メチャクチャ可愛い」



美紅の頬を突っ突いてみる。



「ヤベッ。ちょー可愛い」



ほんとに天使だな、この寝顔。



「この寝顔見るとね、産んでよかったなっていつも思うんだ。美紅はきっと、神様がくれた"奇跡"なのかもしれないね」



美綺はそう言うと、フワリと笑った。



「フッ……そうだな」



俺にもこんなにいい家族が出来たのも、きっと神様のおかげかもな。



神様はきっと、一人ぼっちだった俺に"家族"っていう最高の宝物をプレゼントしてくれたから。



……感謝しなくちゃな。



「ほんっとに可愛い。ちょー癒される」



「ああ」



確かに癒される。



「ねーっ、そろそろお茶にしよっか」



美綺は俺に視線を向けてそう言った。



「ああ。そうだな」



「じゃあ今お茶淹れてくるからちょっと待っててね」



美綺はそのままキッチンへと向かった。