【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「なんだよ。一応俺の娘だぞ」



流二は拗ねたように言った。



「あっ、そうだった」



「お前なぁ」



「アハハッ。冗談だよ」



「たくっ」



「てゆーかこんなキレイな所あったんだね」



知らなかった。



「ん?ああ」



「あたし、こんな所あったなんて知らなかった」



「まぁな。あんまり来ねーから」



「まぁそうだけど…」



「キレーだろ?」



「うん。すごくキレーッ」



「ここな、俺の秘密の場所なんだ」



「え?」



「嬉しいことがあった時とかによく来てたんだ」



「ふーん」



でも、確かに嬉しいことがあった時に来たくなるかも。



「ここ、今まで誰にも教えたことなかったんだ」



流二はそう言うと、あたしに視線を向けた。



「え?」



「ここは、俺たちだけの秘密の場所な?」



「うんっ」



あたしは満面の笑みを浮かべた。



「美紅も喜んでるみたいだから、よかったよ」



「そうだね。やっぱり初めて見るから嬉しいんだよ」



「かもな」



あたしの言葉に、流二は頷いた。



「ねーっ、お腹空いたから早く朝ご飯食べよう」



「ああ」



「美紅、おいで」



あたしは美紅を抱き上げて、流二とそのまま家の中へ戻った。



「いただきます」



食堂に戻り、朝ご飯を食べ始めた。



「美紅、アーンして」



口を開けた美紅に、ご飯を食べさせる。



「おいしい?」



美紅は嬉しそうに満面の笑顔を浮かべた。



「可愛いな」



美紅を見て流二が呟いた



「うん」



あたしたちの子どもだもん。



もちろん可愛いに決まってるじゃん。



「見てるだけで癒されるな。この笑顔」



「うん」



なんか、流二もすっかり父親になったなぁ。