【完】イケメン生徒会長は俺様!?

だけど……これがほんとに最後だ。



今日で、この学校を卒業する。



生徒会長としての役割も、今日でほんとに最後だ



最後くらい……ちゃんと感謝の気持ちを込めて卒業式に臨もう。



そう決めてリビングに降り立った。



そして制服を整え、リビングのドアを開けた。



ガラッ



"お坊ちゃま。ご卒業おめでとうございます"



リビングのドアを開けると、メイドたちが一斉に頭を下げてそう言った。



「……え?」



「お坊ちゃま。ご卒業、ほんとにおめでとうございます」



白木がフワリと笑顔を見せて言った。



「ああ……ありがとう白木。それからみんな…」



俺はそう言って笑顔を浮かべた。



「はい。お坊ちゃまがご卒業なされるのは少し寂しいですが……お坊ちゃまの晴れ晴れした姿が見れて、私たちは本当に嬉しく思います」



白木は俺をジッと見つめて言った。



「……白木」



「本当に……ご卒業おめでとうございます」



「うん……ありがとう」



「これからは、美綺お嬢様とお子さん。3人で幸せになってくださいね」



「……ああ」



白木の目には、涙がたくさん溜まっていた。



それは……今にも泣き出してしまいそうなくらい



「私は……お坊ちゃまのお世話が出来て本当によかったと思います」



白木がゆっくりと話し始めた。



「白木……泣くなよ」



俺はそう言って白木の肩を叩いた。



「すみません。お坊ちゃまが卒業なさるのかと思うと、涙が出てきてしまって……」



「白木…」



俺は白木に抱き付いた。




「え?お坊ちゃま?」



「ありがとう白木」



俺は小さく呟いた。



「え?」



「いつも独りぼっちだった俺を、ここまで育ててくれて」



「……はい」



「ずっと側に居てくれてありがとう」



「……はい」



「俺、もう大丈夫だから」



「え?」