【完】イケメン生徒会長は俺様!?

どんなことがあっても、笑顔で前に進んできた。



どんなに辛いことがあっても、決してめげなかった。



それってほんとにすごいことなんだと思う。



美綺と出会ってから、俺自身も変わることが出来た。



本当に人を好きになることの意味を、美綺が教えてくれた。



だからなのかもしれない



今、こんなにも幸せだと思えるのは。



美綺と出会う前の俺は、人を好きになることなんかなかった。



ただ一人になるのが怖くて、寂しさを紛らわすために何人もの女と付き合った。



でも、寂しさは全然紛らわせなかった。



逆に、余計寂しさを感じた。



一緒に居ても安心感なんか全然持てなくて。



温もりすら感じなかった



この時初めて、一人がこんなに寂しいものなんだと実感した。



両親が居なくていつも一人だった俺の心は、いつも溶けることなく凍っていた。



それもカチカチに。



温もりもないこの心は、きっと一生凍ったまま。



溶けることはないのだと、あの時の俺は思っていた。



まさか……俺の心を溶かしてくれるヤツが居るなんて想像もしてなかったから。



そしてその女が、俺の愛する人になるなんて考えたこともなかった。



美綺と出会った時はなんにも感じなかったけど、美綺はいつも俺の冷たくなった心を溶かしてくれた。



いつも温もりを感じさせてくれた。



そのおかげで、俺の心は温かくなった。



そして、俺に人を好きになることの意味を教えてくれた。



俺たちはどれだけ辛いことがあっても、いつもお互いにぶつかり合いながら過ごしてきた。



嬉しいことがあった時には一緒に喜んで。



なにかに悩んでる時には励まし合いながら、一緒になって解決した。



時には泣いたりしたけど、その分また大人に近付けたのかもしれない。



今はまだ完全な大人になれたとは言えないけど、これからも励まし合い、傷付き合いながら一緒に生活を共にしていこうと思う。



今の俺には美綺たちが居るからもう一人じゃない