【完】イケメン生徒会長は俺様!?

美綺なんか、抱く度にいつも"腰いたーい"って言ってるし。



「ほんと、啓悟には敵わないわ」



茉衣はため息交じりで言った。



「…………」



「でも、好きだから憎めなんだよねっ」



茉衣は満面の笑顔を浮かべて言った。



「ほんとに好きなんだな。啓悟のこと」



「うん。堪らなくカッコいいもん」



……ノロケに聞こえるのは俺だけか?



「生徒会長は最近どう?」



茉衣は俺に視線を向けて言った。



「ん?」



「美綺と。ラブラブしてるの?」



茉衣はそう言って首を傾げた。



「ラブラブ…」



……してるのか?



「相変わらずラブラブなんでしょ?」



「最近、ラブラブしてないかも」



「え?」



「最近ラブラブしてない。……美紅の子育てが忙しいから」



「してないの?いっつもラブラブしてるのに?」



茉衣は不思議そうな顔をした。



「してない」



美紅の子育てが忙しくて、なかなかラブラブ出来そうにない。



「うわっ、珍しい。ラブラブしてないなんて」



「しょうがないだろ。美綺は子育てで忙しいんだから」



俺はそう言うと、ため息を零した。



「ふーん。大変だねっ」



「ほんと。でも可愛いからいいけどな」



俺はそう言うと、ニコッと笑った。



「うわっ、親バカッ…」



「ん?なんか言った?」



"親バカ"って聞こえたけど、聞かなかったことにしとこう。



「ううん。なんでも」



ブーッブーッ。



茉衣がそう言った時、ポケットで俺のケータイが震えた。



ケータイを開くと、美綺からメールだった。



【あたしが居ないからって、浮気なんかしちゃダメだよ】



「…………」



俺はケータイの画面を見つめたまま、言葉を失った。



「あれ?生徒会長、どうしたの?」



不思議そうな顔をして、俺の顔を覗き込む茉衣。