【完】イケメン生徒会長は俺様!?

その光景を見ると、胸が痛くなる。



胸が張り裂けそうなくらい……痛くなる。



もしかしたら俺もあんな家族に恵まれてたのかな?って、美綺たちを見ると時々思う。



「その後、美綺ちゃんたちはどうだ?」



「ん?ああ。いつもと変わらないよ」



「そっかーっ。後で逢いに行っていいか?」



「おーっ。美綺も喜ぶと思う」



「マジ?じゃあ後で逢いに行くわ」



「分かった。美綺に伝えとく」



「おーっ。それにしても、美紅ちゃんってほんと可愛いよなぁ」



啓悟は満面の笑顔を浮かべた。



「ああ、ほんと可愛い。見てるだけで癒される」



「ほんとだよなぁ。美紅ちゃんはまるで天使みたいだ」



「確かに。可愛くて可愛くてしょうがない」



「いいよなー流二。俺もあんなに可愛い子どもが欲しい」



「そのうち出来るって」



「あのなぁ。簡単に言うなよ」



「俺はほんとのこと言っただけだし」



「まぁ、そりゃあ子どもは欲しいけど……子どもはまだまだ先でいいかな。今は二人だけの時間がもっと欲しいし」



「まぁ確かに、そーゆう所はあるよな」



「おーっ。つーか茉衣のヤツ、なんか知んねーけど最近抱かせてくんねーんだよ」



啓悟はそう言うと、唇を尖らせた。



「はっ?」



なんでそれを俺に言うんだよ。



「いや、理由は分かんねーんだけど、いい?って聞くといっつもやだって言うんだよ」



「ふーん…」



啓悟、お前もしかして……欲求不満?



と、心の中で突っ込みを入れてみる。



「なんでだろうな」



「さぁな」



そんなこと俺が知る訳ないだろ。



そんなに理由が知りたいなら、直接本人に聞け。



「はぁ……俺、マジで茉衣に嫌われたのかな?」



啓悟は俺に視線を向けて言った。



「さぁな。でも、それは有り得ねーんじゃね?」



「え?」



「嫌いになったんだったら、もうとっくに別れてるだろ」