【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「じゃあ行ってきます」



「行ってらっしゃい。気を付けてね」



「おーっ」



「ほら美紅、パパにバイバイしようね」



美綺はそう言うと、美紅の手を持ち手を振った。



「じゃあな美紅。パパ行ってくるからな」



俺はそう言うと、美紅の頭を撫でた。



「あっ、美紅も喜んでる」



美綺は笑顔で言った。



「ほんと可愛いな」



「うん」



「じゃあ行ってくる」



「行ってらっしゃい」



俺は美綺たちに手を振り家を出た。



また今日から学校が始まった。



美綺たちに逢えないのはちょっと寂しいけど、家に帰れば逢えるからそれまでは我慢だ。



美綺の両親が「しばらく家に居なさい」と言ってくれたから、お言葉に甘えてしばらく居候させてもらうことにした。



美綺の両親は、本当に優しい。



俺と……本当の息子のように接してくれる。



いつも、笑顔を向けてくれる。



そうやって過ごしてみると、なんだか本当の家族みたいに思えた。



美綺の両親も、俺に両親が居ないことを知ってる



……だからなのかもしれない。



いつも優しく接してくれるし、常に笑顔を向けてくれるんだ。



そうやってみんなで過ごしてみると、本当の家族になれたような気分になった。



そしたら自然と笑顔が増えた。



気付いたら、笑ってるんだ。



俺、ほんとに思うんだ。



家族っていいなって。



こうやって笑顔で過ごせるのって、すごいことなんだなって。



両親が居ない俺は、家族がどれだけいいものか分からなかった。



家族の暖かさを、まだ知らなかった。



だけど美綺の両親のおかげで、家族の暖かさや有り難みが分かった気がした。



今度、父さんと母さんに逢いに行こうかなと、少し思うようになった。



今は居ないけど、報告したいんだ。



俺に大事な家族が出来た。守りたいヤツが出来たって。



……今さら遅いかもしれないけどさ。