【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「流二、今日は家に泊まってってもいいよ」



美紅の寝顔をジッと見つめていると、美綺がいきなりそう言ってきた。



「マジで?」



「うん」



美綺は満面の笑みを浮かべた。



その笑顔は……さっきの涙がウソのように明るかった。



「ああ。サンキューッ」



「うん。今日くらい、親子3人で居ようよ」



美綺は優しい笑顔を浮かべてそう言った。



「ああ……そうだな」



正直、まだ父親になったって実感が沸かない。



でも、俺はまだ父親らしいことをなに一つしていない。



だから……今日くらいたくさん子どもの面倒を見てやりたいと思う。



俺の、大事な家族だから



「寝顔、可愛いね」



美綺は小さな声で呟いた



「そうだな」



ほんとに可愛い。



だけど、美紅の寝顔は少し美綺に似てる。



「そう言えば、親子3人で過ごすのって今日が初めてだよね」



美綺はベッドに横たわりそう言った。



「ああ……言われてみればそうだな」



俺も美綺の隣りに寝転んだ。



「なんかさ」



「ん?」



俺は美綺に視線を向けた



「流二と出会ってから、色んなことあったよね」



美綺は天井を見上げてそう言った。



「……ああ」



俺は美綺の手をギュッと握り締めた。



確かに、色んなことがあった。



思い返せば思い返すほど懐かしく思う。……でも、今ではいい思い出だな



俺たちは、こうして出会うことが出来たから。



今は……これ以上にないくらい幸せだ。



家族にも恵まれて。



今まで生きてきた中で、今が一番幸せだと思う。



美綺が居て、美紅が居る



俺には最高の家族だ。そして、最高の"宝物"だ。



一生大事にするからな。俺の、可愛い宝物たち。



もう絶対に手放さない。



美綺、俺は一生お前を幸せにしてやるからな。……ずっとずっと。