「美綺…」
「ほんとに……ごめんなさい」
そんなあたしを、お父さんは優しく抱き寄せてくれた。
「えっ……お父さん?」
「なに言ってるんだ。悪いのは美綺だけじゃない。お父さんも悪かった」
お父さんは優しい声でそう言った。
「…………」
「父さんも……ごめん」
「ううん」
「美綺の言う通りだ」
「……え?」
「父さん……美綺の気持ち全然考えてなかった」
「…………」
「父さんな、美綺がアイツと付き合うことにずっと反対だったんだ」
「…………」
初めて、お父さんの口から本当のことを聞いた。
「不良だし金髪だしチャラチャラしてたから、あんなヤツと美綺を付き合わせるなんて正直イヤだったよ」
お父さんはそう言うと、あたしの頭を撫でた。
「…………」
「お前を、あんな男と付き合わせたくなかった」
「…………」
「だけどそれでもお前は、あの男が好きだったんだよな」
お父さんの声が、少し低くなった。
「うん……好きだった」
これだけは、ハッキリ言える。
あの時のあたしは、拓哉がほんとに好きだった。
……大好きだった。
だから別れたくなかったし、ずっと一緒に居たかった。
……離れたくなかった。
だけど今は拓哉のこと、なんとも思ってない。
あたしが今好きなのは、流二だけだから。
愛してるのは、流二だけだから。
こんなに一緒に居て幸せだって思ったのは……流二が初めてなんだ。
だから今は、拓哉と別れたことを後悔してない。
流二と出会えたから。
今はほんとに、拓哉に感謝してる。
もしあのまま拓哉と別れてなかったら多分あたしは今頃、違う道を歩んでたと思う。
もしかしたら今も、拓哉と一緒に居たかもしれない。
だけど……流二と出会えたのも拓哉のおかげだから感謝してるの。
「ほんとに……ごめんなさい」
そんなあたしを、お父さんは優しく抱き寄せてくれた。
「えっ……お父さん?」
「なに言ってるんだ。悪いのは美綺だけじゃない。お父さんも悪かった」
お父さんは優しい声でそう言った。
「…………」
「父さんも……ごめん」
「ううん」
「美綺の言う通りだ」
「……え?」
「父さん……美綺の気持ち全然考えてなかった」
「…………」
「父さんな、美綺がアイツと付き合うことにずっと反対だったんだ」
「…………」
初めて、お父さんの口から本当のことを聞いた。
「不良だし金髪だしチャラチャラしてたから、あんなヤツと美綺を付き合わせるなんて正直イヤだったよ」
お父さんはそう言うと、あたしの頭を撫でた。
「…………」
「お前を、あんな男と付き合わせたくなかった」
「…………」
「だけどそれでもお前は、あの男が好きだったんだよな」
お父さんの声が、少し低くなった。
「うん……好きだった」
これだけは、ハッキリ言える。
あの時のあたしは、拓哉がほんとに好きだった。
……大好きだった。
だから別れたくなかったし、ずっと一緒に居たかった。
……離れたくなかった。
だけど今は拓哉のこと、なんとも思ってない。
あたしが今好きなのは、流二だけだから。
愛してるのは、流二だけだから。
こんなに一緒に居て幸せだって思ったのは……流二が初めてなんだ。
だから今は、拓哉と別れたことを後悔してない。
流二と出会えたから。
今はほんとに、拓哉に感謝してる。
もしあのまま拓哉と別れてなかったら多分あたしは今頃、違う道を歩んでたと思う。
もしかしたら今も、拓哉と一緒に居たかもしれない。
だけど……流二と出会えたのも拓哉のおかげだから感謝してるの。



