【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「拗ねてるだろ?俺なんかしたか?」



「なんもしてない」



「じゃあなんで拗ねてんだよ」



「だって…」



「ん?」



「だって……あたしだけが流二を好きみたいなんだもん」



「え?」



「あたしばっかりドキドキして……あたしだけが流二を好きになってるみたいなんだもん」



あたしはそう言うと、唇を尖らせた。



「え?あっ……はっ?」



流二はキョトンとした顔であたしを見ると、首を傾げた。



「もぉ、そんなこと言わせないでよバカッ!!」



あたしはそう言うと、ベッドに潜り流二から背を向けた。



あー恥ずかしい。ほんとに恥ずかしい。



つい勢いであんなセリフポロッと吐いちゃったよぉ…。



……なんか言ってから後悔かも。



「美綺……お前なに言ってんだ?」



「へっ?」



頭上から聞こえてきたのは……想像してたものと違うものだった。



あたしは思わず布団から顔を出して、流二に視線を向けた。



「なに言ってんだよ……お前のことちゃんと好きだから」



流二はあたしをジッと見つめると、優しい声でそう言った。



「……うん」



あたしは小さく頷き、流二をジッと見つめた。



「さっき言ったろ?……"愛してる"って」



流二の手が……ゆっくりあたしの頬に触れた。



―――ドキッ



心臓が跳ね上がるのが分かった。



ドキドキ……ドキドキ。



それを合図にしたかのように、あたしの心臓はバクバクし始めた。



流二と視線が絡み合う。



その間も、あたしの心臓はドキドキ言ってる。



恥ずかしいけど……その言葉にドキッとしてしまった。



やっぱり、流二はずるい



いつもあたしばっかりこんなにドキドキさせて。



……ほんとにずるい。



あたしだって流二のことほんとに好きだもん。



だって流二は、あたしの愛しの"王子様"だから。


大好きな"王子様"。