【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「だってさぁ、みんなが憬れてる生徒会長の彼女になったんだから、数ある女子の中から美綺を選んだってことでしょ?」


茉衣は携帯を弄りながらあたしに言った。



「……そうかもしれないけど…でも、別にあたしじゃなくてもいいと思う…」


「え?……どうして?」


茉衣はあたしに視線を向けた。



「だって……あたしなんか可愛くないし、鈍いし。それに、あたしなんて彼女にしてもなんにもいいことないし…あたしより可愛い子、いっぱい居るし…」



茉衣はあたしをジッと見ると、携帯を閉じて机に置いた。



そして口を開いた。



「……美綺だから、選んだんだと思うよ」



「え?あたしだから?」


「そう。生徒会長はきっと、"美綺だから"選んだんだと思うよ」



茉衣は真剣な眼差しを向けて言った。



「……どういうこと?」


あたしは茉衣に問い掛けた。



「多分だけど、生徒会長はそんな美綺だから彼女にしたんじゃないかな?美綺は可愛いし頭もいいし、モテると思うけど…でも、生徒会長は美綺のそんな所を見て、彼女にしたい!って思ったんじゃないの?……だからさ、もっと自分に自信持ちなよ」



茉衣はあたしをジッと見つめて言った。



「うん…ありがとう。あっ!このことは絶対誰にも言わないでね?」



「分かった」



あたしの問い掛けに、茉衣はすんなりOKしてくれた。



「ありがとう」



「どういたしまして」



茉衣はそう言うと、ニッコリ笑った。