【完】イケメン生徒会長は俺様!?

だからこそ、アイツへの想いを吹っ切っることで……自分自身、けじめをつけようとしていたんだと思う。



それが今……気持ちを吹っ切ったことで、アイツへの想いを無くしたんだと分かった。



「流二……あたし、ほんとにこれでよかったんだよね?」



美綺は俺に寄り添い、そう言った。



「……お前が、そう思うならな」



正直、俺には美綺の気持ちは分かんねーっ。



……だから、それしか言えない。



「あたしは……そう思うよ。これでよかったんだって……今、心からそう思える」



美綺はそう言って俺の手を握り締めた。



「……なら、それでいいと思うぞ」



「ありがとう。……あたし、もう迷わないよ」



「そっか」



美綺の意思は……俺には分からないほど、デカくなっていた。



初めて逢った時とは、全然違う。



今の美綺は……母親になってから大きく成長した



ずっとずっと……別人のように成長した。



それは、俺から見ても分かるくらいに。



あんなに弱かった美綺が……今こんなに強くなった。



まるで……誰の手も借りることなく一人で大きな花を咲かせる、一輪の花のように。



逞しく成長したんだ。



一人で芽を出して……綺麗に咲き誇るように。



一回りも二回りも、大きくなった。



それは……美綺にとって大きな自信になったんだと思う。



まだ不安はあるかもしれない。



だけど……それでも前だけを向いて必死で生きてきた。



いくつもの試練や挫折を繰り返しながら……ゆっくりゆっくりと、成長していったんだ。


自分では気付かないほど……大きく大きく、成長を遂げたんだ。



それは……母親になってから、更に大きく。



母親と言う立場に立ったあの日……美綺は決意したんだ。



なにがあっても……子どもだけは体這ってまで、絶対守るって。



……絶対守り抜くって。



だから俺は……美綺と子どもを最後まで守りたいって思った。