【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「……美綺?」



俺は美綺の顔を覗き込んだ。



「え?あっ、ごめん……なに?」



「お前、大丈夫か?」



「え?」



「なんか、疲れた顔してるぞ?」



「……大丈夫だよ」



美綺はそう言ってニコッと笑った。



「そうか?」



「うん……大丈夫」



「そっか」



「ごめんね?……心配掛けて」



美綺は俺の胸に顔を埋めた。



「いや。大丈夫だよ」



俺は美綺を抱き締めた。



「もう少し……こうしてていい?」



「……ああ」



「ありがとう」



美綺は俺の胸に顔を埋めたままそう呟いた。



「……なんかあったのか?」



「ううん……なんでもないよ」



「…………」



俺はなにも言わずに、美綺をギュッと抱き締めた



「……ねー流二」



「ん?」



「……泣いても、いいかな?」



「え?」



「ちょっと、泣きたい気分になっちゃったの…」



「……お前、マジでなんかあったろ」



俺はそう言って、美綺を抱き締める力を強めた。



「なんでも……ないよ」



そう言ってる美綺だけど、俺には分かる。



美綺に……なにがあったのか。



「なんでもねー訳、ねーだろ」



「やっぱり……流二にはバレバレか」



美綺は悲しそうな声で言った。



「……なにがあったんだ?」



俺は小さな声で呟いた。



「……分かった。じゃあ、ちゃんと話すね…」



美綺は俺から体を離し俺の隣りに座ると、おもむろに口を開いた。



俺はただ美綺から目を反らすことしか出来ない。



なんとなく、目が合わせられなくなった。



今から美綺が話すことは……きっと大事なことなんだろうと思う。



美綺を見た時、なんとなくそう思った。



だから、ちゃんと話を聞いてやらなきゃイケないかもしれない。