【完】イケメン生徒会長は俺様!?

あたしはそう言ってニコッと笑った。



「………あぁ」



「幸せに…なれるといいね」



「あぁ…」



そしてその後、色んな話をした。



―――――…



「じゃあ、ここでほんとにお別れだね…」



「あぁ…」



「気を付けて帰ってね」


「あぁ。お前もな」



「うん…じゃあ、また」


「おう…」



そしてあたしたちは…それぞれの居場所へ帰った


いつ逢えるかは分からないけれど…また、逢えることを願って。



そして、それぞれ色んな想いを胸に。



また、新たな一歩を踏み出そうとしているあたしたちは…きっと、この関係が一番良いんだと思う


この微妙な関係が…あたしたちの一番いい関係なんだと、今日話してみて分かった。



きっと、拓哉もそう思ってると思う。



だからあたしたちは…新たな一歩を踏み出すことで、お互いを信じることの意味を分かるようになるんだと、改めて分かったような気がした。



あたしは…拓哉を憎んだことなんて一度もない。


確かに、ムカついてた時もあったけど…今ではみんな、いい思い出になった。



辛い過去だったけれど…流二がいてくれたから、乗り越えられたんだ。



流二がいてくれたからこそ…本当の自分の居場所を見つけることが出来た


ずっと側にいたい。



そう思えるような人に、初めて出会えた。



そして、今こうして…幸せな家庭を築くことが出来た。



流二がいて、子どもがいて。友達がいて、そして、家族がいる。



あたしの周りには…こんなに素敵な人がたくさん居る。



こんなにたくさんの人に巡り合えたことが、あたしの中で、一番の幸せ。


だからね。拓哉もきっと、幸せになれるよ。



あんなに辛い過去を持ったあたしでも、こんなに幸せになれたんだもん。


だから拓哉も、好きな人と幸せになってね。



ずっと、見守ってるから


そして、立ち止まり見上げた空は…澄み切った青空だった。



雲一つないくらい、キレイな空。