【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「……ああ。そん時は楽しみにしとくよ」



「うん」



「……なぁ」



「ん?」



「ちょっと、話ししねーか?」



「え?」



「最後の思い出として」



「うん。そうだね」



だけど、これが最後となると少し寂しくなるなぁ…。



今は赤の他人でも、ちゃんと好きだった人だから



最後はやっぱり、笑ってお別れしたい。



拓哉は優しく微笑むと、あたしの頭に手を乗せた



その笑顔は、あたしの大好きだった。あの頃の笑顔にそっくりだった。



だけど、どことなく前よりも優しい笑顔に見えた



「拓哉…」



「ん?」



「これで最後になると、寂しくなるね…」



「ああ」



「拓哉は今、どうしてるの?」



「え?」



「……学校とか」



「ああ。行ってるよ」



「そっかぁ…」



「美綺は?」



「あたしは今、産休に入ってる」



「そっか。頑張れよ」



「うん。ありがとう」



「元気なガキ、産むんだぞ…」



「うん。そういや、彼女は?」



「居ねーよ」



「ふーん」



「けど、俺のこと好きって言ってくれたヤツが居てさ。そいつと付き合ってもいいかなって思ってる」



「そっか」



「そいつさ、俺のことほんとに好きで居てくれてんだ。毎日隙があれば俺んとこ寄ってきてニコニコしやがってさ……ほんと参っちゃうよな」



拓哉はそう言って頭を掻いた。



「へぇーっ。愛されてるじゃん」



「けど、そいついいヤツだからさ。付き合ってみるのもいいかなって思ったんだ」



「いいじゃん。付き合ってみれば?そんなに愛されてんだから」



「ああ。でもアイツ、笑顔がすっげー可愛いんだよな…」



「へぇーっ」



「まぁ、まだ返事はしてねーけど」



「そっか。大事にしてあげなね」



いつも思う。愛されてるっていいことなんだって