【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「最初流二の家見た時、これほんとに家?っていうぐらい広くてびっくりした」



「へーっ」



結城は俺に視線を向けると、ニヤッと笑った。



「……なんだよ」



「雨宮、お前は大胆なヤツだったんだな」



「はぁ?」



なに言ってんだコイツ。



大胆?……別に大胆じゃねーと思うんだけど。



「逢ったその日にキスなんて、なんとも大胆な」



「うっせーっ」



「でも、いきなり同居なんてびっくりだよね」



「うん。確かに」



「うっせーっ。あん時の俺はイロイロあったんだよ」



「イロイロって?」



和葉が俺をジッと見る。



「イロイロはイロイロだよ」



「どうせ彼女欲しかっただけなんでしょ?」



和葉はそう言ってニヤリと笑った。



「はぁ?な訳ねーだろ」



だけどまぁ、彼女欲しくなかったって言えばウソになる。



確かにあの頃の俺は、すげー彼女欲しかった。



だけど、彼女欲しさにそういうことしねーよ。



俺、意外と一途だから。



「でも、流二って意外と一途でしょ?」



「まぁな。俺はこう見えても純粋だから」



「ああはいはい。ノロケはいいから」



「別にノロケてねーよ」



「あっそうですか」



「そうですよ」



「あっ、ねーっ。和葉ちゃんたちの出会いも教えてよ!!」



「えっ」



「そうだよ。お前らの出会いも聞きてーっ」



「えーっ?あたしらは別にいいよ。大した出会いしてないから!!」



「お前ずりーぞ。聞くだけ聞いといて自分たちは教えねーつもりか?」



「いや、俺らは遠慮しとく!」



「なんでだよ。教えろよ」



「そうだよぉ。教えてよぉ」



「えーっ」



「和葉ちゃーん」



「わ、分かったよぉ」



和葉は観念したのか、渋々話し始めた。



「えっと、あたしたちの出会いは図書館だった」