【完】イケメン生徒会長は俺様!?

そんなジッと見んなよ。



和葉なんか、獲物を狙ったような目で俺を見てやがる。



「お前ら、獲物を狙うような目で俺を見るなよ」



「はぁ?見てないし」



「じれってーなぁ。ウジウジしてねーで早く教えろよ」



結城はそう言って俺を肘で突っ突いた。



「い、や、だ」



俺は結城の腕を振り払った。



そしてまだ運ばれてきたばっかりのカレーを口に入れた。



「流二のケチーッ!!」



和葉は唇を尖らせた。



「お前がそんなことしても全っ然可愛くねーぞ」



「うっさい。余計なお世話!」



「あーまーみーやーくん。恥ずかしがってねーで教えろよ」



結城はニヤニヤしながらそう言った。



「イヤだね」



俺はカレーを口にしながら言った。



「なんでだよ。教えてくれてもいいじゃん」



「そうだよ!」



「教えねーようだ」



「雨宮はほんとにケチなヤツだな」



結城はそう言うと、カレーを口に入れた。



「ほんとほんと」



「ケチで結構だ」



「うわっ!こんな時までカッコつけてやがる」



結城は嫌味っぽく言った



「うっせー。別にカッコつけてねーし」



「なんか知んねーけど、無性に腹立つ」



「あっそ」



「ねー流二?そろそろ教えてよ」



「……だからイヤ」



んなもん、恥ずかしくて言えるか。



「なんでよ。教えてくれてもいいじゃん!」



「んなもん、言う必要ねーだろ」



「えーっ」



「教えろよ雨宮ーっ。俺たち友達だろ?」



「お前と友達になった覚えはねーっ」



「固いこと言うなよ」



結城はニカッと爽やかな笑顔を浮かべると、俺の肩を叩いた。



「……はぁ」



こいつら、マジ疲れる。



喋ってるだけなのに、なんか無性に疲れる。



こいつら相手にしてると、時間がムダになる。