【完】イケメン生徒会長は俺様!?

和葉ちゃんはそう言ってニコッと笑った。



「え?」



「ほらアイツさ、両親居ないじゃん?」



「……うん」



「だから、流二は寂しかったんだと思うんだよね」



「……え?」



「美綺ちゃんっていう、大事な彼女が出来るまで」



和葉ちゃんはそう言って、あたしに視線を向けた



「……和葉ちゃん」



「流二にとって、美綺ちゃんは本当に大切な存在なんだよ」



「…………」



和葉ちゃんはそう言うと、流二に視線を向けた。



あたしも流二に視線を向けた。



「流二はああ見えて結構寂しがり屋だから……誰かが側に居てあげなきゃダメなんだよ」



和葉ちゃんはそう言ってまた歩き出した。



あたしも後ろを歩いている流二を見てから、歩き出した。



「ねー和葉ちゃん」



「ん?どうしたの?」



「流二って……今までどんな恋愛してきたの?」



「え?」



「和葉ちゃん言ったでしょ?流二はあたしと出会うまで寂しい思いしてきたって…」



「……ああ。うん」



「流二だって……色んな恋愛してきたんだと思うんだよね」



「……流二は寂しさを紛らわすために、彼女作ってただけなんだよ」



和葉ちゃんはそう言って、寂しそうな顔をした。



「……寂しさを、紛らわすため?」



あたしは和葉ちゃんに視線を向けた。



「そう。……流二は寂しさを紛らわすために、好きでもない女の子と付き合ってただけ」



和葉ちゃんはそう言うと、歩く足を止めた。



あたしも歩いていた足を止めた。



「……だから流二はこんなにも美綺ちゃんのこと大事にしてるんだと、あたしは思うよ」



和葉ちゃんはそう言って、優しく微笑んだ。



「……和葉ちゃん」



「だから美綺ちゃん……ずっと流二の側に居てあげて?」



和葉ちゃんはそう言って、軽く頭を下げた。



「和葉ちゃん……顔上げて?あたしはずっと流二の側に居るよ」