【完】イケメン生徒会長は俺様!?

流二はそう言ってニヤッと笑った。



「……なんか企んでる?」



「面白そうだな。メール入れてみっか」



流二はそう言ってポケットからケータイを取り出すと、和葉ちゃんにメールを打ち始めた。



あたしは流二のケータイの画面を見つめた。



【和葉、後ろ見てみろ】



和葉ちゃんはメールに気付いたのか、ケータイを開いた。



そして後ろに振り返った。



和葉ちゃんはあたしたちに気付いたみたいだった



あたしは和葉ちゃんに手を振った。



和葉ちゃんもニコッと笑い、手を振り返した。



そして結城君もあたしたちに気付いたのか、左手を上げた。



和葉ちゃんは急いでメールを打ち始めた。



ヴーッヴーッ。



流二のケータイがメールの受信を知らせた。



流二はケータイを開いた



【偶然だねー♪流二たちもこれ見にきたの?】



【ああ。美綺が見たいって言ってたから見にきた】



【そうなんだー☆】



【珍しいな。和葉がデートなんて】



【そう?たまにはデートだってしたいじゃん♪】



【うわっ。キモッ】



【なにー?】



【お前がデートって合わねー】



【うっさい。別にいいでしょ!】



【まっ、俺には関係ねーけど】



【はいはい。そうですねー】



映画が始まるまで、二人はメールのやり取りをしていた。



メールでも喧嘩するんですか。



あなたたち、ほんとに仲がいいんだか悪いんだか分からないね。



「くっそ。和葉のヤロー、ムカつく」



「流二、そろそろ始まるよ」



「ああ」



―――――…



「流二、ハンカチ貸してーっ」



「お前、泣きすぎ」



「だってーっ」



「あーもう。分かったから泣くな」



流二はハンカチで涙を拭ってくれた。



「ありがとーっ」



「ったく、泣きすぎだお前」



「だって……泣けたんだもん」