【完】イケメン生徒会長は俺様!?

よくねーっ!!



「ダメだ」



「なんでよぉ。流二のケチーっ!!」



美綺は俺を叩いた。



「いってっ!!」



「ふーんだ!!」



美綺はあっかんべーをすると、そのまま部屋へ戻って行った。



……なんなんだよ!!つーか叩くことねーだろ!!



「はぁ…」



美綺っていつからあんなに乱暴になったんだ?



力強ぇぞ!!



さっきマジで痛かったし!!



はぁ……俺、あんな彼女持った覚えねーんだけどなぁ…。



「……はぁ」



俺、マジで大丈夫かな?



あんな彼女持って、間違いじゃねーよな?



正しいんだよな?



「……はぁ」



「流二ーっ!!」



「うおっ!!」



部屋に入ろうとした時、いきなり美綺が抱き付いてきた。



び、ビビった!!



「なんだよ美綺」



「ヘヘッ♪」



なんでニコニコしてんだ?



「なんだよ気持ちわりーな。ニコニコしてんなよ」



「だって幸せなんだもん♪」



美綺は嬉しそうに言った



「そうかそうか」



これは俺の気のせいか?……美綺がずいぶん積極的に感じるのは、俺の勘違いか?



「流二大好きーっ♪」



「はいはい」



はぁ……美綺の相手するの疲れてきた。



やっぱ、いつにも増して積極的じゃねーか?



「ずっと一緒だよ♪」



「ああ」



「……流二の背中、すごく温かい」



「え?」



美綺は俺に抱き付く力を少しだけ強めた。



「なんか流二の背中に居ると、すごく安心する」



美綺の声が少しだけ優しくなった。



「……お父さんの背中に居るみたい」



「…………」



「あたしね……今まで一度も、お父さんにこうしたことなかったんだ」



「え?」



「なんかお父さんに抱き付くのすごく恥ずかしくて、出来なかった」