【完】イケメン生徒会長は俺様!?

あたしは制服のポケットから携帯を取り出した。


そして、アドレス帳をスクロールした。



茉衣の名前を選択すると、通話ボタンを押した。


茉衣は3コール目で出た


「もしもし?美綺、どうしたの?」



「あ、あのね…あたしね。その、えっと…せ、生徒会長の彼女になっちゃった…」



あたしがそう言うと、茉衣は電話の向こうで大声を張り上げた。



「……えーっ?!なにそれ?!あんたたちいつの間にそんな関係になったの?!まだ、入学して1日目だよ?!」



「いや、その…無理矢理彼女にさせられたって言うか…」



「はぁ?なにそれ?無理矢理彼女にって…まっさかーっ。生徒会長が無理矢理そんなことするハズないでしょ」



茉衣は電話の向こうで笑っていた。



「ほんとなんだって!!生徒会長、あたしの前だとかなり俺様なんだよ!!しかも、命令形なの。言い方が!!」



「美綺…冗談やめなよ。生徒会長がそんなことするような人に見えないんだけど…。いくらなんでも俺様はないよ。俺様って…有り得ないから」



茉衣はやっぱり呆れていた。



「ほんとなんだって!!信じてよ?!」



「それは…美綺のことを好きだからじゃない?」


茉衣は少し間を開けてからそう言った。



「……え?」



「生徒会長はきっと、美綺のことを好きなんだよ。……だから、好きな子の前では素で居たいんじゃないの?」



茉衣は少し落ち着いた声でそう言った。