【完】イケメン生徒会長は俺様!?

けど、憎めないんだよね…。



「ねー流二…」



「ん?どした?具合でも悪いのか?」



流二があたしの顔を覗き込んだ。



「……好き」



あたしがそう呟くと、流二は一瞬驚いた顔をしたけど、すぐに優しい笑みを浮かべた。



「俺も好き」



流二はそう言って唇を重ねてきた。



軽く触れるだけのキス。


「さっ、帰るぞ」



「うん!」



流二はあたしの手を握って立ち上がらせると、そのまま歩き出した。



そして、そのまま家に帰った。



家に帰ると、部屋に行ってベッドに横たわった。


けど極度の疲れと暑さから、気付いたら眠ってしまった。



―――――…



「……ん?」



眠っていたら、自然と目が覚めた。



「おっ。やっと目ぇ覚めたか」



「へ?」



今の声、流二だよね?



あれ……幻覚?それとも、幻聴?



だってここに、流二居ないよね?



あたし、おかしくなっちゃったの?



「へ?じゃねーよ。お前どこ見てんだ?俺ここに居んだけど」



やっぱり、流二の声が聞こえる。



ん?待てよ。……俺ここに居んだけど?



そう聞こえたような気がしたんだけど……気のせ…。



「うわっ!!流二!!こんなとこでなにしてんの?!」



……いじゃ、なかった。


流二はあたしの目の前に居た。



しかも、あたしをジッと見ている。



「お前、気付くのおせー。さっきから俺、ずっとここに居たんだけど」



流二はあたしをジッと見つめて、呆れたようにそう言った。



けど、少し怒ってるようにも聞こえるような…。


「……え?」



あたしの頭は、あんまり働いてないみたいだ。



状況がうまく飲み込めないあたし。



いや、理解しようとしてるんだけど……寝起きってこともあって、全然頭が働かなくて理解出来ないって言った方が正しい


理解するには、まだまだ時間がかかるかもしれない。