【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「暑いね…」



あまりの暑さと疲労からあんまり声が出せない。


「お前ほんとに大丈夫かよ。グッタリしてんぞ」


流二がそう言ってあたしの顔を覗き込んだ。



「……大丈夫」



あたしはそう呟き、流二に抱き付く力を強めた。


「無理だけはするなよ」


流二が優しく言った。



「……うん」



流二はやっぱり優しい。


あたしのことを一番に考えてくれるから。



「美綺、ちょっと休むか?」



流二があたしに問い掛けた。



「……うん。そうする」


そしてあたしたちは、近くの公園のベンチに座った。



「大丈夫か?」



「うん…」



「ちょっと待ってろ?」


いきなり流二がそう言って立ち上がった。



「え?」



「ちょっと飲みもん買ってくるから。すぐ戻る」


「……うん。ありがとう」



流二はそう言うと、軽く微笑んでからあたしの頭を撫でて、飲み物を買いに行った。



あたしはその間、ずっと日陰にいた。



「美綺、ほら」



「あっ、ありがとう」



あたしは流二からリンゴジュースを受け取った。


流二はあたしの隣りに座ると、オレンジジュースを飲んだ。



あたしもリンゴジュースを開けて飲んだ。



「おいしい。ていうか、冷たくて気持ちいい…」


あたしはそう言ってニコッと笑った。



「そりゃあ良かった」



流二はそう言うと、あたしの頭を軽く撫でた。



「ありがとう。流二…」


あたしはリンゴジュースの缶を持ったまま流二に寄り掛かった。



「……気にすんな」



流二はそう呟くと、オレンジジュースを飲み干してゴミ箱に投げ入れた。


ガシャン



缶は見事ゴミ箱の中へ。


「すごーい流二」



「フッ……まぁな」



あたしがそう言うと、流二はニヤッと笑ってそう言った。



その顔、なんかムカつく


俺はすごいからって言ってるようなもんじゃん。