【完】イケメン生徒会長は俺様!?

だから、病院に連れて行くことになった。



―――――…



「美綺、着いたぞ」



「うん…」



俺は車を降りると、美綺の肩を抱いて病院の中に入った。



「美綺、大丈夫か?」



「うん……大丈夫」



俺は美綺をソファーに座らせると、受付をしに行った。



そして受付を済ませると美綺の所に戻り、美綺の隣りに座った。



「…………」



美綺はあんまり喋れないのか黙り込んでいた。



「……美綺?」



すると、美綺がおもむろに口を開いた。



「……もしかして」



「ん?」



「あっ、ううん……なんでもない」



美綺はそう言って下を向いた。



美綺はなにを感じ取ったんだ?……俺に、なにを隠してんだ?



そして、美綺の名前が呼ばれた。



美綺は心配そうに俺をチラッと見てから、診察室の中に入って行った。



―――――…



「……ありがとうございました」



しばらくして、美綺が診察室から出てきた。



「……美綺?」



俺は美綺の顔を覗き込んで美綺の名前を呼んだ。


「疲れが……たまってるだけだって」



美綺はそう言って苦笑いした。



「そうか……まぁ、あんまり無理すんなよ」



「……うん」



俺がそう言うと、美綺は静かに頷いた。



「じゃあ……帰るか」



「うん。……そうだね」


俺は美綺の肩を抱くと、受付で会計を済ませて病院を後にした。



そして車に乗って、病院を後にした。



「「…………」」



車の中は沈黙が漂っていた。



美綺は窓の方を向いたままなにも言わなかった。


……ずっと気になってた


美綺が本当に疲れてて体調を悪くしたのか。



なんだか、美綺がウソを付いているような気がした。



本当は、もっと深刻なんじゃないかって思う。



それがなんなのかはよく分からないけど……きっと深刻なことなんだろうと思う。