【完】イケメン生徒会長は俺様!?

あたしはそう言うと、流二から離れようと思いっきり胸板を押した。



「いって…」



「もう!早く洗濯物持って来てよ!」



あたしはそう言ってお風呂場から出た。



その後ろを、洗濯物のカゴを持ってトボトボと歩く流二。



もう知らないんだから。


あんなことしたアイツが悪いんだから。



あたしは絶対謝らないから。



ベランダに出ると、また洗濯を干した。



たまっていく洗濯に少しだけイライラした。



流二は下を向いて頭を擦っていた。



洗濯を干し終えたあたしは、リビングに戻った。


ソファーに座ると、温くなったミルクティーを飲んだ。



流二はなにも言わずにただコーヒーを飲みながら携帯をいじっていた。



すると、流二が口を開いた。



「美綺、ごめんな」



「はっ?」



流二がいきなり謝ってきた。



でも、その顔は少し寂しそうだった。



仕方ない。……許してあげるか。



だってさぁ、こんな顔されたら許すしかないじゃん。



もう、流二はいつもずるいよ。



「いいよ気にしなくても。あたしこそごめんね?痛かったよね」



「いや、大丈夫。でも美綺に突き飛ばされたことが、一番ショックだったけどな」



流二はそう言ってニヤリと笑った。



ちょっと……立ち直るの早いから!!



しかもその笑顔、絶対なんか企んでるっぽいし。


「……なに企んでる?」


あたしは流二を見ながら言った。



「なにって、ヤることだけど?」



あんのバカッ!!



なんでそんな恥ずかしいことサラッと言っちゃう訳?



信じられない!!



「はっ。ふざけんな!エロバカ流二!!」



あたしはそう言って流二の頬を思いっきり殴った


「ってー……てめーふざけんなよ。俺のこと殴ったんだから謝れ」



……はぁ?!なんでそうなるの!?



意味分かんないから!!


もう、やっぱりムカつく!!