【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「美綺、ちょっと席を外してくれないか?」



「え?」



「いいから。ちょっと雨宮君と話をさせてくれ」


え?……おっ、俺?



マジで、なに言われるんだ?



うわぁ……なんか怖い。


「うん。分かった。……じゃあ、ご飯出来たら呼ぶね」



美綺はそう言うと、ニコッと微笑みリビングから出て行った。



少しの間、沈黙が続く。


そして、美綺の父親はため息をついてお茶を一口飲むと、おもむろに口を開いた。



「雨宮君は……将来美綺と一緒になるつもりなのかい?」



美綺の父親はそう言うと、俺を見る目が真剣になった。



「……はい。そのつもりです」



俺は少し黙り込んでからそう呟いた。



「……そうかい」



美綺の父親は一言だけ言うと、リビングから出て行った。



すると、美綺がリビングに戻ってきた。



そして俺の隣りに座ると、俺に言った。



「流二……ありがとっ。おかげで、ちょっとだけ気持ちが晴れたよ」



「そっか、良かったな。辛かったろ?……でも、本当に良く頑張ったな」


俺はそう言って、美綺の頭を優しく撫でた。



「うん。ありがとう…」


「どういたしまして」



俺はそう言うと、フワリと笑った。



美綺もニコッと笑うと、俺の肩に身を寄せた。



でも、すぐに離れた。



「お母さんの手伝いして来るね」



美綺はそう言ってから、リビングから消えた。



……"ありがとう"か。



なんか今まで言われたありがとうの中で、一番嬉しかった気がする。



なんか、心が籠ってるような気がした。



思わず顔がほころんだ。


すると、しばらくして美綺がリビングに戻ってきた。



「流二、ご飯出来たから食べよぉ」



美綺はそう言ってニコッと笑った。



「え?あっ、うん」



俺は美綺と一緒にリビングを出た。



美綺に案内され、キッチンへ向かった。



うーん。なんかいいニオイする。