【完】イケメン生徒会長は俺様!?

すると、美綺の母親が口を開いた。



「そう。美綺のこと、そんな風に思っていてくれたのね?お母さん嬉しいわ。美綺も幸せでしょうね。こんな素敵な方と一緒なんだもの。ありがとう雨宮君。……これからも美綺のこと、よろしくお願いしますね」



美綺の母親はそう言うと、とても優しい笑顔を向けた。



その笑顔は……美綺に少し似ていた。



その時、やっぱり親子なんだと思った。



「はい。任せてください。美綺さんを絶対に幸せにします」



俺は顔を上げてそう言った。



すると、美綺が口を開いた。



「お母さん、もういいでしょ?」



美綺はいつの間にか顔を上げていて、呆れたように母親に言った。



「あっ、そうね。ごめんなさいね?雨宮君」



「あっ、いえ…」



俺は苦笑いした。



俺は美綺に視線を向けた


それに気付いた美綺は、俺を見て少し悲しそうな顔をして俯いた。



俺は優しく微笑むと、美綺の手を強く握りしめた


美綺は……もう言うつもりみたいだ。



俺だって覚悟は出来てる


美綺は下を向きながら、俺の手を握りしめた。



そして、おもむろに口を開いた。



「お母さん、お父さん。……あたしね、二人に話があるの」



美綺はそう言うと、ゆっくり顔を上げた。



「ん?話?……なにかしら?」



美綺の母親は不思議そうな顔をして言った。



「でも……話す前に一つだけ約束して欲しいの」


美綺は不安そうな顔で言った。



「えぇ。なにかしら?」


「話を聞いても……絶対に怒らないで欲しいの」


美綺は声を絞り出すと、俺を見た。



「大丈夫。俺が居る。……ゆっくりでいいから、ちゃんと話せ」



俺は小さく呟くと、美綺の手をギュッと握った。


「……うん」



美綺は静かに頷くと、視線を俺から二人に移した


「美綺?話ってなんなの?」



美綺の母親は美綺を見ながら言った。



だけど、美綺はなかなか口を開こうとしなかった