【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「なにが"エヘヘッ"だよ。キモいぞ」



誠人はそう言うと、あたしを冷ややかな目で見た


「ちょっと!キモいはないでしょ。てか、別に覗いてた訳じゃないもん。たまたま通ったら見えちゃっただけだし」



あたしはそう言うと、ニコッと笑った。



「はぁ……まぁ見られちまったもんは仕方ねぇけどさ。つーか、お前、早く帰れよ。お前の愛しの王子様が待ってんぞぉ」


誠人はそう言ってニヤリと笑うと、流二が居る方向を指差した。



「なっ!王子様じゃないから!もう、なに言ってんの!!」



あたしはそう言って誠人に冷たい視線を送った。


「ほら、早く王子様の所でも行け。つーか俺、睨まれてるから。あっ、そうだ!良いこと思いついた。ちょっと動くなよ」


「はっ?え?……ちょっと、なに?」



誠人は怪しい笑みを浮かべると、あたしに顔を近付けてきた。



えっ!!ちょっと待って!!



この人、なにしようとしてんの?!



「ちょっと待って!なにしようとしてんの?!」


「っせぇな。ちっと黙っとけ」



誠人はそう言うと、あたしにキスしようとした。


「おいなにやってんだ。美綺に手ぇ出すなよ」



流二はそう言うと、段々とあたしたちに近付いてきた。



「あっ、流二」



そう言って流二の方に振り向いた瞬間―――…



"ちゅっ"



はっ?……あっ、え?



なにが起きたの?……今、"ちゅっ"って音がしたんだけど!!



「おいお前!なにやってんだよ!!」



流二もちょっと動揺しているようだった。



あたしは恐る恐る振り返ると、誠人が満面の笑みを浮かべていた。



「ま、誠人?今、あたしになっ、なにしたの?」


あたしはそう言うと、流二の方に振り向いた。



「りゅ、流二?」



「なにって、ほっぺにキスに決まってんだろ?」


え?……はぁ?



ほっぺにキス?……って、えーっ?!



ほっぺにキスッ?!



なっ、なんで!!