【完】イケメン生徒会長は俺様!?

なんか、誠人が最近性格変わったような気がするんだけど……気のせい?


いや、でも性格が流二に似てきたような気が…。


もしかして……誠人も性格が案外、俺様だったりするの?



いや、まさかなぁ…それはないか。



だって、あの誠人だよ?


誠人が俺様って……あり得ないから。



想像しただけで鳥肌が立つよ。



「美綺ーっ」



「うわぁ!」



ボォーッと立っていると、流二に後ろから抱き締められた。



「なに?俺のこと待っててくれたの?」



流二はニコッと笑いそう言ってきた。



「はっ?な訳ないでしょ!てか離れてよ!重い」


あたしはそう言うと、流二を無理矢理引き剥がした。



「なんだよ。待っててくれたんじゃなかったのかよぉ」



流二は少し声のトーンを低くして言った。



「な訳ないでしょ!自惚れないで。別に流二のこと待ってた訳じゃないから!」



あたしはそう言うと、教室に鞄を取りに行った。


「なんだよ。素直じゃねーなぁ」



流二は小さく呟き、あたしの後をついてきた。



「いちいちついて来なくていいよ」



あたしは冷たく言い放つと、鞄を持って教室から出た。



するとその途中―――…


B組の教室の前を通り掛かると、誠人が誰だか知らない女の子と楽しそうに話をしていた。



ん?……あの子、誰っ?


ていうか、楽しそうだな。彼女居ないって言ってたけど、ほんとはあの子が彼女だったりして。



うん。有り得るよ!!充分有り得るよ!!



すると、ちょうど誠人とバッチリ目が合った。



?!ヤバッ!!



「おい美綺、お前こんな所でなにやってんだよ。つーかなに勝手に覗いてんだよ。バカッ」



誠人がそう言ってあたしに冷たい視線を送った。


うっ…目が反らせない。


「あっ、いや、なにしてるのかなぁ?って思って覗いたら、誠人が女の子と話してたから……てっきり彼女なのかなぁ?って思って。エヘヘッ」



正直に話しちゃったけど、大丈夫だよね?