【完】イケメン生徒会長は俺様!?

あたしはそう言ってため息を付いた。



「へー。そりゃ大変だったなぁ。まぁ、よく頑張った」



誠人はそう言うと、あたしの頭をクシャクシャした。



……相変わらず変わってない。



あの頃のまんま。



「ありがとう。ていうか、立てなくなった。立たせて?」



「はっ?なんだよそれ。……はぁ、仕方ねぇな。ほれ、掴まれ」



誠人はそう言うと、右手をあたしに差し出した。


「ありがとう。ごめんね?やっぱり、誠人はいい人だね!」



あたしは誠人の右手を掴んで立ち上がると、笑顔でそう言った。



「ふっ、サンキュー。まぁ頑張れ。あっ、あんまりイチャイチャし過ぎるなよ?じゃあな」



誠人はそう言うと、歩き出して左手を上げた。



誠人はやっぱり良い人だなぁ。



今更だけど、誠人が元カレでよかったかも…。



そのおかげで、こうやって友達のままで居られるし。……なんかちょうどいい感じなんだよね。



"友達"っていう距離が。


てか彼女出来たのかな?


そんな話聞かないけど、ちょっと気になる。



「誠人っ!」



あたしは誠人を呼び止めた。



「ん?今度はなんだよ」


誠人はあたしの方に振り返った。



あたしは誠人の所に駆け寄った。



「ねぇ、誠人って彼女居るの?」



「はっ?んなもん居る訳ねーだろ。つーか、いきなりなんだよ」



誠人は呆れたようにそう言うと、顔を近付けた。


「なっ、なに////」



あたしは顔が赤くなった


「プッ、お前おもしれーなぁ。つーか顔赤いから。……ったく、雨宮を好きなのは充分分かったから、俺の前でノロケてんじゃねーよ」



誠人はそう言うと、あたしにデコピンした。



「いったぁ…なにすんの?!」



あたしはそう言っておでこを擦った。



「ふっ……ざまぁみろ。ノロケたバツだ」



誠人はニヤリと笑って、「じゃあ俺もう行くから。イチャつくのも程々にしとけよ。じゃあな」と言って、その場から去って行った。