【完】イケメン生徒会長は俺様!?

うわぁ、恥ずかしい。



マジで恥ずかしいよぉ。


だって、あたし今絶対顔赤いもん!!



「おーい美綺。帰るぞ」


気が付くと流二があたしの顔を覗き込んでいた。


「え?あっ、ごめん。帰ろっか。うん帰ろ」



あたしはそう言うと、靴に履き替えた。



そんなあたしを、流二は「お前、頭大丈夫か?」っていう冷ややかな目で見ていた。



流二はあたしの隣りに来ると、肩を抱いてニコッと笑った。



キューン。



その笑顔、マジでヤバいから!反則だって。



と思っていると―――…


"ちゅっ"



……うん?



気付くとあたしは、流二にキスされていた。



その瞬間、あたしたちの周りで歓声が上がった。


……は?



「ちょっ!い、いきなりキスしないでよっ////」


もうやだぁ……誰かあたしを助けて。



すると、知らない女の子があたしたちの所にやってきた。



「ちょっと生徒会長っ!!大胆過ぎませんか?」


知らない女の子は顔を赤くしながらそう言うと、あたしたちを見つめた。


「そう?いつもこんな感じだよな」



流二はニコニコしながらそう言ってあたしに視線を向けた。



「えっ!……あ、うん」


……そう答えるしかなかった。



だって、流二の目がそう言えって訴えてたんだもん!!



そう言うしかないでしょ!!



「ラブラブですねぇ。いいなぁ、美綺先輩が羨ましいです。……はぁ。さよなら」



その子はそう言うと、ため息をついてあたしたちの前から去って行った。


え?……なんだったの?


羨ましいです?……はぁ?



あたしの頭の中には"?"(クエスチョンマーク)がたくさん浮かんだ。



「おい美綺…ボケッとしてないで帰るぞ」



「へ?」



あたしはマヌケな声を出した。



「へ?じゃねーよ。さっさと帰るぞ」



流二は呆れたようにそう言うと、あたしの腕を掴んで歩き出した。



……え?