【完】イケメン生徒会長は俺様!?

俺は美綺の所に行った。


「ほら、そんなトボトボ歩いてんじゃねーよ」



俺は美綺の右手を掴むと、そう言ってまた歩き出した。



「…………」



美綺はなにも言わずに俺の左手を握った。



そして昇降口で靴に履き替えると、無言のまま車に乗った。



車の中も無言で、嫌な空気だけが流れた。



「美綺、腹減ったろ?なんか食いに行くか?」



俺は長い沈黙の後、美綺にそう問い掛けた。



「……うん」



美綺は下を向いたまま頷いた。



「なんか食いたい物、あるか?」



俺はそう言って美綺の顔を覗き込んだ。



「……甘い物が、いい」


美綺は小さな声でそう答えた。



「そうか。……じゃあ、甘いもん食いに行くか。白木、どこでもいいから頼む」



「はい。かしこまりました」



白木はそう呟いてそのまま車を走らせた。



俺はそのまま黙り込んで窓の方を向いた。



しばらくすると、白木は喫茶店で車を止めた。



「お坊ちゃま、ここでよろしいですか?」



「ああ。サンキュー」



俺はそう言って車を降りると、店の中へと入った


美綺は相変わらず黙り込んだまま、店の中に入った。



ウエイトレスに案内されて、一番奥の窓側の席に向かい合わせにしながら座った。



「好きなもん頼め。……今日は俺が払うから」



俺はそう言うと、下を向いた。



「……うん。ありがとう…」



美綺はそう言ってメニューをジッと見た。



そこへウエイトレスがやってきた。



「ご注文はお決まりですか?」



俺たちの目の前に水を置きながら、ウエイトレスが言った。



「あたしはフルーツタルトセットで」



美綺はそう言って下を向いた。



「俺もそれで」



「かしこまりました。以上でよろしいですか?」


「はい」



俺は水を喉に流し込んだ


ウエイトレスはニコニコスマイルで俺たちの前から去って行った。