【完】イケメン生徒会長は俺様!?

結城は一瞬悲しそうな顔をして俺に言った。



「ああ、わりー。……ちょっと言い過ぎた」



俺がそう言った時、ちょうど先生が入ってきた。


「おーいお前ら!席つけー。授業始めるぞーっ」


そしてそれから一時間、普通に授業が終わった。


「雨宮?……なんかかあった?」



また結城が話しかけてきた。



「はっ?」



俺はマヌケな声を出してしまった。



「はっ?じゃねぇよ。お前、なんかさっきから意味あり気な顔してっからさ。なんかあったのかな?って思って」



結城はそう言ってニッコリ笑った。



「……別に、なんでもねーよ」



俺はそう言うと、教科書を机にしまった。



「ふーん」



結城は相槌を打って、前を向いた。



……なんなんだ?結城は


なにがしたいんだ?



本当、訳分かんねーヤツ


そんなことを考えているうちに、あっという間にHRが終わった。



「じゃあな、雨宮」



「ああ」



結城はそうだけ言って、和葉と一緒に帰って行った。



俺も鞄を持つと、教室を出た。



「美綺、帰るぞ」



俺は美綺が居る教室まで行くと、帰る準備をしている美綺に言った。



「あっ、流二!ごめん。急いで準備するから待ってて」



「おーっ」



美綺は教科書などを鞄に詰めると、椅子から立ち上がった。



「待たせてごめんね。じゃあ行こっか」



美綺はそう言って微笑んだ。



「ああ」



俺は短く答えると、美綺と一緒に教室を出た。



でも、話す話題がなくてただただ無言だった。



「「…………」」



うわっ!なんか気まずい…。



なにを話したらいいのか、今の俺には分からなかった。



しかもあんな話を聞いた後だから、なんだか気まずくて歩くのさえも距離が開いていた。



その距離は縮まることはなくて、逆に開いていた


ふと美綺を見ると、美綺は俺の後ろを下を向いてトボトボと歩いていた。