【完】イケメン生徒会長は俺様!?

美綺はそう言ってニッコリ笑った。



「本当のこと、話してくれてありがとな。……辛かっただろ」



「うん……すっごく辛かった。でも、流二がちゃんと受け止めてくれたから……もう、なにも怖くないよ」



美綺はそう言うと、また笑った。



俺も美綺につられて微笑んだ。



今まで美綺が悩み続けてきた真実。



けど、俺は美綺の話を聞いても美綺のことを嫌いになんかなれなかった。


……なれる訳、なかった


むしろ……もっと美綺を守りたい。



そう思ったんだ。



美綺を守ってあげられるのは、俺しか居ないんだ


だから、俺がしっかりしなくちゃいけないんだ。


美綺の話を聞いていたら、なんだかそう思えてきた。



「美綺……大丈夫か?」


「……うん。大丈夫」



美綺は俯きながらそう言った。



その後、俺たちはしばらく黙り込んでいた。



「「…………」」



会話もなく、ただ気まずい空気だけが流れる。



美綺はただソファーに座って下を向いていた。



俺は床に座り込んでいた


「流二……6限目、出よっか」



美綺は小さくそう言った


「そうだな。行くか?」


俺は美綺に問い掛けた。


「……うん」



俺たちは食べていた弁当を片付けて教室に戻った


俺は教室に戻ると、授業の準備をした。



「あれ?雨宮、5限目サボリか?」



結城が不思議そうな顔をして言った。



「いや。そういう訳じゃねーんだけど……ちょっとな」



俺はそう言って苦笑いした。



あんなこと……誰にも言えねーよ。



「はっ?ちょっとってなんだよ」



しかし、結城は引き下がろうとしなかった。



コイツ、マジうぜー。



「お前には関係ねーよ。いちいち口出ししなくていいんだよ。ったく」



俺はそう言うと、ため息をついた。



「なんだよ。悩みなら聞いてやろうと思ったのに。そんな言い方するなよ。俺たち、友達だろ?」