【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「諦めろって……ことか?」



俺の言葉に、美綺は静かに頷いた。



「……そっか」



俺は美綺から目を反らして、出そうになる涙を手で拭った。



「うっ……ごめんね流二、今まで黙ってて。……ほんとはずっと話そうと思ってたの。……でも、嫌われるのがイヤで、不安になって……なかなか言えなかったの。……本当に、ごめんなさい…」


美綺はそう言うと、声を押し殺して泣き崩れた。


俺はそんな美綺が見ていられなくなって、美綺を思いっきり抱き締めた。


「美綺……辛かったよな。ごめんな、気付いてやれなくて」



俺はそう言うと、美綺を俺の腕の中にスッポリ納めた。



美綺は声を押し殺してずっと泣いていた。



俺はその間、ずっと美綺の背中を擦っていた。



しばらくすると、美綺は泣くのをやめて俺を見た


「流二、こんなあたしなんか……嫌いになったよね」



「……んな訳ねーだろ」


「え?」



「嫌いになんて……なれる訳ねーだろ」



俺はそう言うと、美綺の両肩を掴んで下を向いた


「流二……もしかして泣いてるの?」



美綺は涙を流しながらそう言うと、俺の顔を覗き込んだ。



「……見んな」



俺は小さく呟くと、左手で涙を拭った。



「流二……ありがとう。あたしのために、泣いてくれたんだよねっ」



美綺はそう言って、今までにない最高の笑顔を俺に向けた。



「俺は……子供なんか居なくたっていい」



「……え?」



「子供なんか居なくなっていい。……俺は美綺が居れば充分だから。それだけで幸せなんだから。……だからそんなに落ち込むな」



俺はそう言うと、そっと唇を重ねた。



「うん……ありがとう流二。ごめんね」



美綺はそう言って下を向いた。



「お前が謝ることじゃねーよ。……悪いのはお前じゃない」



俺はそう言ってまた美綺をギュッと抱き締めた。


「やっぱり、流二は優しいね。……こんなあたしでも、嫌いにならないでくれた。……本当にありがとう」