【完】イケメン生徒会長は俺様!?

美綺はそう言うと、俺を見つめた。



そんなの……当たり前じゃんか。



「……ああ」



「そっか。……分かった。ありがとう」



美綺はそう言うと、少し黙り込んでから口を開いた。



「じゃあ……あたしがあんなこと聞いた理由、話すね。……でも、一つだけ約束して欲しいの」



「約束?」



「うん。話聞いても……絶対にあたしのこと嫌いにならないって、約束してくれる?」



そう言う美綺の目は……なんだか真剣そのものだった。



でも、どこか不安に未知溢れていた。



「ああ、約束する。……絶対嫌いになったりしないから安心しろ」



俺はそう言って美綺の頭を優しく撫でた。



「うん……じゃあ、話すね」



「……ああ」



俺が頷くと、美綺は深く深呼吸をしてからゆっくりと話し始めた。



「あたし、もし流二と結婚したとしてもね……子供は……子供はねっ」



美綺はそこで言葉を止めた。



そして、目に涙をいっぱいためながらまた話し始めた。



「もし流二と結婚したとしても……子供は産めないかもしれないの…」



俺は"え?"と言いたい衝動を押さえ、頑張って飲み込んだ。



「…………」



そして、途中で相槌を打つのもやめた。



「あたし……拓哉の子、妊娠して降ろした時、医者に言われたの。……あたしはもう、子供が出来にくくなった。ううん……もう出来ないかもしれないって。……そう言う体質なんだって言われたの。……信じられないかもしれないけど…」



美綺は涙を流しながら頑張って話した。



「…………」



子供が……出来ない?



なに言ってんだ美綺?……なんかの冗談だろ?



もう出来ないって……え?ってことは、もう子供は諦めろってことか?



……ウソだろ?



美綺はもう……子供が産めねーのか?



「ウソ……だろ?」



俺は頭が混乱していたのか、それしか言葉が出て来なかった。



「ウソじゃない……本当だよ。だから子供は…」