【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「流二は……あたしとの子供、欲しい?」



美綺は今にも泣きそうな顔で俺に言った。



「え?……なんだよいきなり。どうした?」



俺はそう言って美綺から目を反らした。



「お願い……答えて。あたしとの子、欲しい?」


そう言う美綺の顔は、すごく真剣だった。



「まぁ、そりゃあ欲しいけどさ。……でも、なんでいきなりそんなこと聞くんだ?」



俺がそう言うと、美綺は"そっかぁ"と呟いて作り笑いをした。



「美綺?」



俺は美綺の顔を覗き込んだ。



すると美綺は……声を押し殺して泣いていた。



「え?おい美綺?……な、なんで泣いてんだ?どうしたんだよ」



俺は美綺の側に駆け寄ると、美綺の背中を擦りながらそう言った。



でも美綺は、なにも言わずにただ泣いているだけだった。



俺は美綺を抱き締めた。


「うっ……流二…」



美綺は泣きながら呟くと、俺の胸に顔を埋めた。


美綺……どうしたんだよ…。



「美綺、どうした?なにがあったんだよ…」



俺は小さく呟くと、美綺の頭を優しく撫でた。



その後も美綺は、なにも喋らずに黙って泣いていた。



俺はただ、美綺の背中を擦ってあげることしか出来なかった。



美綺が泣きやんだ頃には、もうすでに5限目が始まっていた。



「美綺、なにがあったか知らねーけど……ゆっくり。ゆっくりでいいから、自分のペースでいい。なにがあったのか話してみろ。……俺が聞くから、なっ?」



俺は美綺をソファーに座らせると、美綺にそう言った。



「……うん」



美綺は手で涙を拭いながら頷いた。



そしてゆっくりと語り出した。



「あたしが……流二に子供欲しい?聞いたのにはね……理由があって…」


美綺は途切れ途切れだけど、ゆっくり話してくれた。



「理由?」



「うん……でも、一つだけ質問させて…」



美綺はそう言うと深呼吸をしてから更に続けた。


「流二は……あたしとの将来、考えてる?」