【完】イケメン生徒会長は俺様!?

それはある日のことだった。



「……え?」



俺は今、驚いた。



今はちょうど昼休み。



そして生徒会室で美綺と二人っきり。



俺は美綺と向かい合わせに座っていた。



それに、動揺を隠せないでいた。



だって……美綺がいきなり変なことを言い出したのだから。



美綺が放った言葉。



それは―――…



「流二は……あたしとの将来を考えてたりするの?」だった。



俺は美綺のその一言で、思わず飲んでいたお茶を噴き出してしまった。



「ゲホッ、ゲホッ……な、なんだよいきなり。……どうしたんだよ。そんなこと聞いてきて」



俺は口から心臓が飛び出るかと思った。



「うん……ちょっとね。気になったから」



美綺は小さくそう呟くと、下を向いた。



なんだか最近、美綺の様子が変だ。



なにかを言いたそうにしている。



だけど、いつも「ううん。……なんでもない」で終わらせていた。



でも……そういう美綺の顔はどこか寂しげで、とても悲しそうだった。



美綺は俺に、なにを言おうとしてるんだ?



なんでそんなに悲しそうなんだ?



俺は疑問ばかりを抱いていた。



けど、結局聞けなかった


違う。……なんか聞いたらイケないような気がしたんだ。



だから、俺は敢えてなにも聞かなかった。



でも美綺は、友達や俺の前ではいつも無理矢理笑顔を作っていた。



そして無理に明るく振る舞っていた。



でも、やっぱりその表情はどこか寂しげで……今にも泣きそうな顔をしていた。



美綺……なにがあったんだ?



俺には話せないことなのか?



なぁ、教えてくれよ。



なんでそんなに悲しそうなんだ?



俺は弁当を食べていた手を止めると、美綺を見て言った。



「なぁ美綺……なにがあったんだ?」



美綺は一瞬顔を上げて俺を見ると、また下を向いた。



そして、おもむろに口を開いた。