【完】イケメン生徒会長は俺様!?

ましてや、中学生で子供を産むなんて……親にも迷惑をかけることになるし、みんなからもイヤな目で見られるんだろうなって思った。



だから、妊娠したことを拓哉に話した時……「降ろせ」って言われたから降ろしたんだ。



でも今……正直、拓哉の子供を産まなくて良かったって思ってる。



きっと子供を産んでたら……流二にも出会えなかっただろうし、茉衣や啓悟君にだって逢えなかった。



だからこうして……流二と一緒に笑ったり、喧嘩したり、一緒に登下校したり、お弁当食べたり、デートしたり。



ましてや、彼女になるとか……一緒に住むなんてこと、きっと出来なかったと思う。



だから今……あたしはすごく幸せなんだ。



こうして好きな人と一緒に過ごせることが、なによりあたしの一番の幸せなんだ。



だから、後悔なんてしてない。



あたしはずっと泣き続けていた。



声が枯れるまで……ずっと泣いていた。



今は感謝してる。



みんなに感謝してる。



心から"ありがとう"って言える。



そんな気がするんだ。



でも……流二にはこれ以上、心配かけたくないんだ。



だから……ちゃんと言わなくちゃ。



自分の口から、ちゃんと本当のこと言わなくちゃ


じゃなきゃ、きっと自分が後悔することになる。


ずっと……後悔を背負って生きていくことになる


それだけは……絶対イヤなんだ。



自分のためにも、みんなのためにも……言わなくちゃいけないんだ。



早紀ちゃんから話を聞かされて、なんだかそう思った。



ずっと、胸の奥にしまい込んできた真実。



でも……それがあたしの胸を締め付ける原因だったんだと思う。



この真実からは逃げることは出来ないけど……受け止めることなら出来る


……それが、今のあたしの指名なんだと思う。



真実を自分の口から言わなきゃ……きっと、流二にもみんなにも納得してもらえない。



だから……本当のことを言おうって決意した。