【完】イケメン生徒会長は俺様!?

早紀ちゃんはそう言うと、"じゃあね"と言って電話を切った。



「早紀ちゃんが結婚かぁ。……しかも、妊娠してるんだ。いいなぁ……あたしも流二の子供産みたいなぁ。……でも」



あたしはそこで言葉を止めると、ベッドに横になった。



でも―――…



あたしはもう、子供が産めない体質だって医者に言われた。



そう、拓哉の子を妊娠して降ろした時。……あたしは医者に言われたんだ


今まで、それがずっとトラウマになっていた。



「好きな人の子供を産めない」



……それはあたしにとって、一番辛いことなのかもしれないなぁ…。



小さい頃から夢見ていたことだったから。



好きな人の子供を産む。


今ではあたしは―――…


妊娠すらしにくくなってるって。……妊娠出来ないかもしれないって言われたんだ。



いつか好きな人の子供を産みたい。



それが……今のあたしの将来の夢なんだ。



出来にくくてもいいから……子供が生みたいなぁ…。



……出来るって信じて。


でも―――…



子供が産めない体質になっているってことは……流二に言えないんだ。



言ったら軽蔑されるんじゃないかって不安になるから……未だに言えないままなんだ。



いつか言おうと思ってるけど……いつ言おうかってずっと悩んでいた。



流二だってきっと……あたしとの将来を考えているんだろうと思うから。


いつ言うべきなんだろう


……でも、それが原因で別れようって言われるのがイヤなんだ。



気付いたらあたしは、大粒の涙をたくさん流していた。



だけど、流二にバレないように声を押し殺してずっと泣いた。



別に……早紀ちゃんや流二や拓哉を責めている訳じゃないんだ。



けど、早紀ちゃんが羨ましかった。



だって……好きな人との子供を産めるんだもん。


あたしだって本当は……拓哉の子供を産みたいって思った。



けど、当時あたしは中学生。



子供を産んでも、育てるお金もなければ働く所だってない。