【完】イケメン生徒会長は俺様!?

そして、ディスプレイを確認した。



「この番号って……早紀ちゃん?」



ディスプレイには早紀ちゃんと表示してあった。


なんだろう。……どうしたのかな?



てか久しぶりだなぁ…。


あの日以来、早紀ちゃんとは全く逢っていなかった。



それ所か、連絡すら取り合わなかった。



あたしは疑問に思いながら電話に出た。



「もしもし、早紀ちゃん?」



「あっ、美綺ちゃん?ごめんね。いきなり電話しちゃって…」



早紀ちゃんは電話の向こうで少し落ち着いた声を出して、改まったように言った。



「ううん。全然大丈夫だよ。どうしたの?」



あたしは少し声のトーンを低くして言った。



「あのね……実はあたし、彼氏にプロポーズされたんだ。でね、子供も出来たんだ」



早紀ちゃんはすごく嬉しそうに明るい声を出してそう言った。



え?……プロポーズ?



子供?……えっ、なに?


待って……状況が掴めないんだけど…。



「え?待って……どういうこと?」



あたしはもう一度聞き直した。



「あの……だから、彼氏に俺と結婚してください!って、プロポーズされたんだ。……あと、今妊娠しててね。来年には子どもも生まれるんだぁ」


早紀ちゃんはそう言って、電話の向こうでウフフと笑った。



……え?



「えっ…ええっ?!プロポーズッ?!」



あたしは驚きのあまりすごい声を出してしまった


その叫び声を聞いた流二も、部屋に勢い良く入ってきた。



「美綺、今の叫び声はなんだ?!なにがあったんだ?!」



そして目を見開きながらそう言った。



「え?流二、どうしたの?そんなに慌てて!!」


あたしは携帯を耳に当てながら流二にそう問い掛けた。



「どうしたの?じゃねーよ!なんだよ今の叫び声!なにがあったんだよ」


「えっと、その…」



「だから、なんだよ」



流二はもう、半分呆れ口調になっていた。



なっ、なんて説明しよう…。