【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「美味しい。なんか働いた後に飲むと、一層美味しく感じる」



あたしはそう言ってベッドに仰向けになった。



流二はただ黙って机に向かっているだけだった。


なにやってんだろう?



さっきから真剣そうな顔してるし。



なにをそんなに悩んでるのかな?



あたしはペットボトルをベッドに放り投げて流二の所に行った。



「ねー流二?なにをそんなに悩んでるの?」



「え?あ、いや。別に大した事じゃないんだ。ちょっと色々な」



そう言う流二の目が、キョロキョロしていた。



……怪しい。



流二は動揺してたり、ウソをついている時は必ず目がキョロキョロする癖がある。



絶対、なんか隠してる。


あたしにはそうとしか思えない。



今度はなにを隠してんの?



「ねー……あたしになんか隠してるでしょ」



あたしはそう言って流二の顔を覗き込んだ。



「な、なに言ってんだよ。んな訳ねーだろ。なんで隠す必要があんだよ」


流二はそう言ってあたしを見つめた。



「だ、だって……目が泳いでるから、なんか隠してるのかな?って思ってさ。あっ!べっ、別に違うんならいいんだけど。……で、でももしなんか悩んでるんなら、ちゃんと相談してよ。あたし相談乗るから。ねっ?」



あたしはそう言ってニッコリ笑った。



「ああ。相談に乗ってもらいたい時はちゃんと言うから、勘違いさせてごめんな?」



流二はそう言って唇を重ねてきた。



「ありがとな……元気出た。これでもっと頑張れる」



流二はそう言ってまた机に向き直って、なにかを考え始めた。



「ねー流二?なにをそんなに悩んでるの?てか眉間にシワ寄せ過ぎだよ」


「いや、11月に開催する文化祭。うちの学校は泉祭って言うんだけどな。その泉祭でやる全校生徒で行う行事を考えてる所だ」



11月?……11月ってまだ先だよね?



なのにもう考えてるの?


……早くない?



「11月ってまだ先だよ?それなのにもう考えてるの?……早くない?」