【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「うん」



あたしはそう言って流二の隣りを歩いて教室を出た。



「美綺?どうした?」



「え?」



気が付くと、流二があたしの顔を覗き込んでいた


「いやボーッとしてるから。……なんかあったのか?」



流二は心配そうにあたしを見つめた。



「あ、ううん。なんでもないよ」



あたしはそう言って苦笑いした。



「ならいいけど」



流二はそう言うとニッコリ笑い、あたしの頭を優しく撫でた。



あたしも苦笑いすると、昇降口で靴に履き替えて校門まで歩いた。



あたしは車に乗り込むと、流二の肩に頭をそっと乗せた。



流二はなにも言わずに優しく微笑んでくれた。



でも、気が付くとあたしは流二の肩に頭を乗せたまま眠りに落ちた。



「美綺!起きろ!着いたぞ」



あたしはその言葉で目が覚めた。



すると、いきなり唇を塞がれた。



「さっさと起きろ。いつまでも寝てんじゃねーよ」



流二は唇を離すと、呆れたようにそう言った。



そして、あたしに構わずささくさと家の中に入って行った。



「はぁ~」



あたしはため息をつくと、ベッドから起き上がった。



ふぁ~。眠い。



あたしは欠伸をしながら部屋に行った。



そして鞄を床に放り投げると、ベッドに思いっきりダイブした。



「疲れたぁ…」



あたしはそう呟くと、枕に顔を埋めた。



すると部屋の扉が開いた


「美綺ーっ?」



「ん?……なに?」



そう言って顔を上げた瞬間、唇を塞がれた。



「ごちそうさま」



流二はニコッと笑いそう言うと、嬉しそうに部屋に戻って行った。



「…………」



ごちそうさま?……は?


意味分かんない。



はぁ~。



もうため息しか出て来ない。



ていうか、ほんとに眠い


あたしは気が付くと、布団も掛けずにそのままスヤスヤと深い眠りに落ちた。