【完】イケメン生徒会長は俺様!?

流二は寂しそうな顔をしてあたしに言った。



「お前さぁ……俺になんか隠し事してない?」



そう言った流二の顔が真剣になった。



「え?な、なに言ってんの?隠し事なんかしてる訳ないじゃん」



あたしはそう言って流二から目を反らした。



「じゃあ…昨日の用事がなんだったのか言ってみろ」



流二はそう言ってあたしに近付いてきた。



なんか、いつもの流二じゃない。……怖いよぉ。


「えっと……それは…「なんだよ。俺に言えねーことなの?」



流二が言葉を遮って言った。



「違うよ。……昨日は、お父さんの誕生日プレゼント買いに行ってたんだ。で、男の人はどんなのが欲しいのか分からないから……良平に一緒に選んでもらってたの。ただ、それだけだよ」



あたしはそう言って、流二から背を向けた。



「だから、隠し事なんてしてないよ。……なんでそんなに聞いてくるの?そんなに、あたしが信用出来ない?」



あたしは流二をジッと見つめて言った。



「…………」



流二はなにも言わずに黙っていた。



「はぁ……そうだよね。彼氏のことほっといて違う男の子と一緒に帰ったんだもん。そんな女、信用出来るわけないよね。バカみたい。……ごめん。あたし、先行くね」



あたしはそう言うと、鞄を持ってリビングを勢いよく飛び出した。



「お、おい。待てよ!」


流二はそう言ってあたしを追いかけてきた。



「おい!待てってっ!」


でも、すぐに追いつかれ腕を掴まれた。



「放してよ……お願いだから、一人にして。もう、あたしのことはほっといていいから…」



あたしはなんとか流二から離れようと抵抗した。


でも、やっぱり流二には敵わなかった。



あたしは抵抗するのをやめた。



いきなり流二に抱き締められた。



「放してよぉ……もうほっといてってば!」



あたしはそう言って流二を突き飛ばした。



あたしは結局、その場で泣き崩れた。



流二はなにも言わずにあたしを優しく抱き締めてくれた。