【完】イケメン生徒会長は俺様!?

美綺がアイツと楽しそうに帰って行くのが、俺には少し辛かった。



……胸が、痛かった。



俺は反省してた。



なんでいつも美綺を傷つけるんだろうって……なんで大切な人を泣かせるんだろうって。



もう傷つけないって約束したのに……なんでなんだろうな。



俺がそのあと昇降口に行くと、美綺と冴島が楽しそうに歩いて行くのが見えた。



やっぱり……辛かった。


見ていたくなかった。



俺はその後、家に帰って部屋でボーッとしていた


帰る途中、美綺に何回も電話を掛けた。



……でも、出なかった。


俺は部屋で一人、何回もため息をついた。



別に勉強をする訳でもなく、仕事をする訳でもなく、ただベッドに寝っころがってため息をついているだけだった。



俺はまた電話をかけた。


すると―――



「もしもし」



美綺が電話に出た。



俺は美綺が電話に出てくれたのにびっくりして、言葉が出てこなくなった


「もしもし……俺だけど、今どこだ?」



俺は少し間を開けてからそう言った。



「……家に居る」



美綺から返ってきた答えに、俺はちょっと安心したんだ。



良かった……まだアイツん家に居るのかと思って心配した。



でもそう言った美綺の声は……どこか寂しげだった。



今にも、泣きそうな声をしていたんだ。



美綺はもう耐えられなくなったのか、少し会話をした後に電話を切った。


その時、俺の目からも一粒の涙が流れた。



……俺、泣いたの初めてかも。



そう思った時にはもう……ベッドの上で泣き崩れていたんだ。



でも気が付くと、眠りに落ちていた。



朝起きると、俺の目は真っ赤になっていた。



うわっ……目真っ赤じゃん。



俺はそう思いながらも、洗面台で顔を洗い朝ご飯を食べに向かった。



でも、なにも食べる気がしなかった。



だから朝ご飯にもあまり手付かずのままだった。


そんな俺を見て、メイドは言ったんだ。