【完】イケメン生徒会長は俺様!?

あたしはそう言って、俯いた。



「美綺が本当に悪いことしたって思うなら、ちゃんと謝った方がいいぞ」


良平は立ち止まってそう言った。



「うん。……分かってる。ちゃんと謝るつもり」


あたしはそう言って、歩く早さを少し早めた。



良平はただ隣りを歩いているだけで、それ以上なにも喋ろうとはしなかった。



少しの沈黙が続いた後、良平が口を開いた。



「雨宮言ってたぞ。俺は美綺のことを本当に好きなのに、なんかいつもギクシャクしちゃうようなことしちゃうんだって。……反省してた」



「……え?」



「だから、美綺もあんまりカリカリすんなって。雨宮はお前のことを本当に好きだから、つい意地悪したくなるんじゃねーの?……多分、それがアイツなりの愛情表現なんだと思うよ」



良平はあたしをまっすぐ見つめててそう言った。


「……うん」



あたしは小さく頷いた。


「アイツも……悪気があってそんなことしたわけじゃねーよ」



「うん……ありがとう」


「ちゃんと仲直りしろよ。お前はアイツの彼女なんだからさ、それにお前は笑ってる方がらしくていいぞ」



良平はそう言ってあたしの頭をクシャクシャと撫でた。



「うん。ありがとう…」


「おーっ」



良平は少し顔が赤くなっていた。



「あ、ここでいいよ!送ってくれてありがとっ」


「ああ。気をつけて帰れよ」



「うん。またね」



「ああ。じゃあな」



良平はそう言って右手を振りながら、ささくさと帰って行った。



そして、そのまま家まで帰った。



―――――…



「お母さん、お父さん。ただいま」



あたしは玄関を開けると、玄関から叫んだ。



「おっ!美綺じゃないか。お帰り。久しぶりだなぁ?元気だったか?」



あたしに気付いたお父さんが、リビングから出てきてそう言った。



「お父さんただいま。久しぶり、元気だよ」



あたしはお父さんにニッコリ笑ってそう言うと、お父さんと一緒にリビングへ行った。