【完】イケメン生徒会長は俺様!?

そのまま電話が切れた。


「アイツ、なんだって?」



流二は少し怒った口調で言った。



「え?……あ、なんか今からこっちに来るって」


あたしがそう言うと、流二は引きつった顔をしてあたしに言った。



「はぁ?なんでだよ」



「知らないよ。あたしに言わないで…」



あたしはそう言って流二から目を反らした。



ちょうどその時、良平が走ってやってきた。



「美綺、いきなり悪かったな」



良平はそう言ってニッコリ笑った。



「ううん。大丈夫だよ。で、なに?」



あたしはそう言って良平の顔を覗き込んだ。



「んー?美綺とデートしたいなぁと思ってさ」



えーっ?!デートッ?!


……あたしと良平が?なんでーっ?!



「え?デートって……なんで?しかも、あたしと良平が?」



「うん。良いだろ?」



良平はニコニコしながらあたしに言った。



「えぇ…」



なんて言おう…。



でも、それを聞いていた流二はあたしをグイッと引き寄せて言った。



「ふざけんな。こいつ俺のだから、デートなんかさせねーよ。バーカッ」


流二はそう言ってあたしの肩を抱いた。



「…………」



流二、それはちょっと言い過ぎだよ…。



「はぁ?そんな怒るなって、冗談だから。俺のお袋が美綺に逢いたがってるから、逢ってもらえないかなと思ってさ」



良平はあたしにそう言ってニコッと笑った。



「え?良平のお母さんが?……ほんとに?あたしも良平のお母さんに久しぶりに逢いたいっ!行く行くっ!」



あたしはそう言うと、流二から無理矢理離れた。


「流二そういうことだから今日は自分ん家に帰るねっ!良平行こう!」



あたしはそう言って良平の腕を掴むと、勢いよく階段をかけ降りた。



そして昇降口で靴に履き替えると、良平の隣りを歩いた。



「良平のお母さんに逢うの何年ぶりかなぁ?ずいぶん久しぶりだから楽しみーっ。早く逢いたいなぁ」